「ビシマ釣り」とはどんな釣り??

戦国時代、鉄砲集団で有名だった紀州雑賀ケ崎あたりの漁師が、大正時代に外房に移り住んで伝えた真鯛釣法。
外海の潮が速く、水深が比較的深い所に適した、我が国独特な伝統的な釣法
職業漁師では廃れた釣法だが、合理的で趣のある釣法なので我々アマチュアが守ってゆくべきだし、
その奥行きの深さ、道具が自作できること等から、趣味の釣りとして、のめり込む要素を多分にもっている。

早朝、夏は3時半頃、秋口でも4時半には
沖の釣り場に向かいます。
期待に胸膨らませて、一番わくわくする時です。

夏場、日が長い時は夕マズメも船を出す時があります。


釣り場に着いたら
まず、水中パラシュートを入れます。
「たらし」とも言います。
エンジンを止めて船を潮に流します。
水深は春は40-70m、秋は15-30m










ビシマ釣りは手釣りです。
道具はビシマ糸とカブラ針だけの、
いたってシンプルなものです。
この釣りは、慣れるまで、少し時間がかかります。
糸を出して水深を探ることを、「たちを取る」と言います。
これを、マスターすれば1人前です。

ビシマ糸は12号ナイロン又はテトロン糸に
小さな鉛を多数噛み付けた道具です。
鉛の間隔、重量などに各自ノウハウを持ってます。
市販もありますが、
自作するのも釣りの楽しみの一つです。





カブラ針は重りに親針と孫針を付けたものです。
簡単に自作できます。
5号から10号迄の重りを使います。
餌はエビを使います。

船で引いて取った、生きたサルエビが最高ですが
冷凍ものでも食いに変わりは有りません。
ただ、餌持ちが若干悪いだけです。



本命は勿論、真鯛です。
姿形だけでなく、釣りごごちも
海の魚の王様です。

鯛の三段引きといいますが
ただがむしゃらに引くのではなく
強弱の有る、優雅な引きは
他の魚では味わえません。







晩夏から秋にかけて、釣り場の水深が浅くなってきた時
「どんぶり」と言って、鉛の重りを海に打ち込んで魚を寄せることがあります。
普通は船頭さんが、どんぶりを打つのですが、
重労働なので、最近はめったにやりません。













本命は真鯛ですが、色々な外道もかかります。これも、楽しみの1つです。
右から、ワラサ(ブリの小さいもの)、シマアジ、花鯛です。
たまに、カワハギ、又、ホウボウ、マハタは良くかかります。

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